プラモ作ろう ~ デカール

前回

プラモ作ろう ~ ゼロ戦 キャノピー塗装
前回スミ入れは諦めたので、制作を進めていきます。 残った部分を全て切り出して塗装しました。とても細かい塗り分けが必要になるので、極細の筆を使います。これくらいの筆がないと無理です。幅...

プラモデル作成の工程で、ある意味最もデリケートなのがデカール貼りです。パーツが折れたら接着すればいいです。塗装が失敗したら塗りなおせばいいです。しかし、デカールは一発勝負。失敗したらリカバリーは非常に難しいです。
ここでは、スケールモデルで一般的に使われる水転写デカールを扱います。スライドマークともいいます。
水転写デカールは、水にデカールを浸して台紙とくっついている糊をはがして、その糊でそのままキットに貼り付けるものです。使い方は取説にも書いてありますが、ハセガワのサイトに動画付きで説明がありますので、そちらをご覧になったほうがいいでしょう。


http://www.hasegawa-model.co.jp/howto/decal//

簡単そうに見えますよね。ところがどっこい、動画ほど簡単にはいきません。
まずはデカールがとても小さい場合。20秒も水につけていたら糊が全部溶けてだしてしまいます。5秒で十分。そしていざ貼り付けようとすると、キットじゃなく指に張り付く。で、あたふたしているうちになくす。指ではなくピンセットを使いましょう。
で、面積が小さい分、糊が流れてしまってパーツに貼りつかないことが多々あります。一見貼りついているようにみえて、乾いたらはがれる。で、あたふたしているうちになくす。
私はもう普通には貼りつかないものだと割り切って、ピンセットでつまんでこれを塗ってから貼り付けます。

タミヤデカールのり。そのまんまですがとても有効です。なんてったってダイレクトに糊をつけるんですから。
次にデカールが大きい場合。デカールをずらそうとすると、ずれる部分とまだずれない部分ができることがあります。そうするとしわになるわ、下手すりゃ破れるわ。で、全部ずれるほど糊を溶かそうとしてもっと長く水につけるわけですが、そしたら今度は糊が流れすぎる部分が出てきて、せっかく貼り付けてもはがれる。こんな感じに。

やっぱりデカールのりが必要になってくるケースが出てくるんですね。ちなみにこれ下面のデカールなんですが、ひっくり返して撮影したときに、アンテナ支柱が折れやがりました、、、。

あとは曲面やでこぼこ面への貼り付け。デカールは平面なので、ぴたっと貼りつかず浮いてしまいます。このプロペラの先端を見てください。

この白い模様はデカールなんですが、こんなの普通にやったら絶対に貼れません。デカール軟化剤というものを駆使しなければなりません。

クレオス Mr.マークソフター

文字通りデカールを柔らかくするものです。言ってみれば、塗布するとデカールがふにゃふにゃになり、でこぼこ面や曲面になじみやすくなります。しかし、先ほどのプロペラ先のデカールなんかに貼り付けるには結構テクニックが必要です。私は失敗しました。デカールがふにゃふにゃになる分、デカールそのものが弱くなり破れやすくなるのです。ですが、大変優秀な道具ですのでうまく使ってやりましょう。使い方は実際使うときにでも。

あとは、これはもうどうしようもないことなのですが、デカールそのものが劣化していることがあります。新しく買ったプラモデルでも下手すりゃ30年在庫として積まれていたものだったりすることがあり、そんなもんにあたった日にはもうお手上げです。これを見てください。

無残以外の何物でもありません。まあ、これは私が30年積んでいたせいなんですけど。結局タミヤにデカール発注して事なきを得ましたが、絶版キットなんかで在庫がなかったらと思うとぞっとしますね。
ちなみにこれが元のものと、取りよせたものの違いです。

色全然ちゃうやん。貼り付けも全く問題がないどころか、しわにしちゃった!って思ってもデカールが勝手に復元してくれました。鮮度って大事なんだな、と思いましたね。
製造が古いキットを買うときはある程度、覚悟しておきましょう。私はぶち当たった事があります。タミヤ、、、雷電、、、。基本的にデカールを貼るのは作成終盤なので、もう呆然としましたね。大きいデカールはびりびりに破れて使い物にならず、なんとか苦労して貼り付けたデカールも乾いたらこれ。

マークソフターを使ったせいもあるんだと思いますが、いくらなんでも悲しすぎる。

そんなこんなで、デカールには細心の注意を払わなければなりません。次回、実際にこのゼロ戦にデカール貼り作業を行います。一部先に貼ったデカールの感触では割と活きのいいデカールのような気がしますが、さてどうなることやら。

次回

プラモ作ろう ~ デカール実践と仕上げ
前回では、実際にデカールを貼ってみましょう。 まずは下面の日の丸から。アンテナやプロペラを折らないように股にはさんで作業してます。パーツが細い分、簡単に折れますからね。気を付けましょう。いやほんと。 上部に...

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